自己評価・学校関係者評価報告書

子どもの心の育ちに力を入れている当園としては、大切な幼少期にどのような目標を置く事が望ましいかを毎年吟味し決定しております。結果をご報告申し上げますのでどうぞご覧になって下さい。嬉しい事に、一人一人の子ども達の心の成長を見ることが出来ている事を喜んでおります。

 

 

令和6年度 自己評価・学校関係者評価報告書

令和7年3月24日

学校法人保恵学園

保恵学園幼稚園

1.本園の教育目標

・神様に感謝出来る子ども

・神様を信じ、祈れる子ども

・お友達を大切に出来る子ども

・最後までやり遂げる子ども

 

2.本年度重点的に取り組む目標・計画

 保育の中で、年少から年長までの学年を越えた縦割り保育の時間を設ける。縦割り保育の活動を通し、異なる年齢のお友達との関わりの中で社会性や協調性を育むことを目標とする。そのうえで、下のクラスの子をお世話することで思いやりを育んだり、上のお兄さんお姉さんの真似をして自分もやってみようとする自立心を育むきっかけとなるよう働きかける。

 

3.評価項目の達成及び取り組み状況

評価項目 評価 取り組み状況
1.遠足やお店屋さんごっこ等の行事を通して、縦割りの望ましい経験を得る。 A 秋の遠足は中止となってしまったが、お店屋さんごっこ等を通し異年齢の関わりの中で、社会性や協調性を育むことが出来た。ペアクラスを設定しており、ペアクラスでのお弁当の時間や園外へのお散歩、また全員でお誕生日会に出席するという機会も設けた。
2.満3歳児クラスが9月より始まるので、小さなお友達へのお手伝いを通して思いやりや優しい心を育てる。 A 満3歳児クラスが始まったことにより、園全体で一番小さい学年のお友達の存在を大切にしていった。
3.年下の子どもは、年上の子どもの様子から沢山の刺激を受け、少し難しいと思えることにも挑戦しようとする気持ちや自立心を育む。 A 園バスでは、年長児は下の子の面倒を見るという役割が与えられていたことにより自分より小さいお友達を率先してお世話する姿が見られた。その中で自分より大きいお兄さんお姉さんの姿に憧れ、真似をする姿が見られた。

  

4.総合的な評価結果

評価 理由
A 満3歳児クラスを開始し、より小さい園児が幼稚園の中に加わることで、子ども達同士での良い刺激を見ることができた。年少児から年長児までが同時に遊ぶことの出来る広い園庭で、戸外遊びの時間を合わせたり、毎週金曜日にはクラス毎ではなく異学年のお友達と一緒に食べながら交流の出来るお弁当の時間等を積極的に作っていった。バス通園や預かり保育でも、異年齢の子同士が自然に関わることの出来る場面が多いため社会性や協調性を育むことが出来た。

 

5.今後取り組む課題

課題 具体的な取り組み方法
1.縦割り保育について 一部の園児だけでなく全園児に満遍なく縦割り保育の良さが体験出来るような保育計画を検討する。
2.一人ひとりの個性に寄り添った保育 個人面談を設ける。支援の必要な子どもがよりよい成長を遂げられるよう保護者との連携も強めていく。
3.安全管理 危険個所の確認や園庭整備について引き続き確認していく。

 

6.学校関係者評価委員会の評価

  ・満3歳児保育が開始され、小さいお友達が幼稚園に加わったことを在園児も喜び、積極的に関わったりお世話している様子が伺え微笑ましく思う。

  ・子どもの育ち合う力を大切にし、この大切な幼児期を教職員一同見守っているように感じる。

  ・少子化で園児数の減少が顕著ではあるが、豊かな自然の中で園児が走りまわり異学年でも交流している様子が伺え、教育目標のもと一人ひとりを大切にしたきめ細かい保育がなされていることを思い、今後も園の成長を見守りたい。